はじめに
株式会社では、計算書類、有価証券報告書などの開示書類を作成します。
監査計画から、内部統制検証、各勘定科目の実証手続等を実施の上、開示の検討は監査手続の中で修正事項を見つけることができる、最後の機会となります。開示書類は投資家等が確認するものであり、中でも本表である貸借対照表、損益計算書は投資家等からも注目度が高く重要なものになります。
監査ポイント
- 監査で検討した試算表との整合性を確認する。
- 組替仕訳について、前期組替仕訳との継続性を確認する。
- 別掲基準要件を満たすか確認する。
- 新規勘定科目についてタクソノミ、他社開示などを確認し、妥当性を確認する。
実務上の悩み
- 数値修正が多い会社では、組替表の検討を何度も実施することが必要になります。
- 新規勘定科目の検討は、完全な正解がないため、新規勘定科目の検討には時間を要します。
参考検討調書
組替表おわりに
組替表の検討になりました。
開示資料は、投資家等が投資等を意思決定するために利用する重要なものです。
開示資料が間違ってしまうと1年間の監査手続で積み重ねたものが無駄になるため、受験生時代は開示検討は勉強しないですが、実務ではとても重要な業務になります。
PDFで添付しておりますが、エクセルで作成していますので、欲しい方がいればコメントを。