賞与引当金を初めて計上する時に見落とされる間違い(★★☆☆☆)

質問

当社は3月決算のスタートアップ企業です。当期において、業績が好調であることから、会社創業以来初めて賞与を支給する予定です。賞与支給は、年度末決算の状況を考慮の上、6月に賞与を支給予定です。当期に取締役会に見積報告された賞与額に基づき、賞与引当金を計上する予定です。初めての賞与引当金計上ですが、賞与引当金計上に関連し、留意するべきことはありますでしょうか。

結論

賞与引当金に対する社会保険料を見積計上することが必要となります。

整理

賞与に対しても、健康保険料、厚生年金保険料などの社会保険料の支払いが必要となります。
そのため、賞与引当金を見積計上する場合にも、対応して将来的に支払いが見込まれる金額の見積りが必要です。
社会保険料の見積方法として、厳密に実施することも考えられますが、例えば、賞与引当金計上額に対し、15%の料率を乗じた方法も考えられます。
(賞与引当金繰入額)100 (賞与引当金)100
↓↓15%料率
(法定福利費)15 (未払金)15

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