はじめに
一般事業会社であれば、取引量は多くはない。ただ、金額的に大きくなる傾向にあるため、検討対象になることが多い勘定科目。検討はそれほど難しくなく、注記を含まない数値検討等のみであれば、難しくない勘定科目です。
監査ポイント
- 銀行の残高確認状と突合し、正確性、網羅性を確認する。
- 長短分類は、契約書の返済予定表との整合性を確認する。
実務上の悩み
- 銀行残高確認状は基本的にすべての取り扱い金融機関に発送することになるが、各金融機関確認状対応で逼迫しているため、回収までに時間を要し、確認状回収コントロールに時間を取られる。
- 銀行残高確認状には、借入金残高以外にも預金残高、デリバティブ取引、担保等様々な取引内容が記載されているため、各記載記載内容の会計的影響を確認するのに時間を要する。
- 銀行残高確認状では、借入金総額が分かるが、長短分類が分からないことが多い。
参考検討調書
5.借入金おわりに
借入金の検討になりました。
実務ではあわせて、担保注記や金融商品注記等注記項目をあわせて検討を行います。
PDFで添付しておりますが、エクセルで作成していますので、欲しい方がいればコメントを。