純資産(参考検討調書付き)

はじめに

純資産の検討は、あまり金額の変動がない項目のため、新人が担当することが多いです。
純資産の検討は開示を見据えて、株主資本等変動計算書ベースで検討することが一般的です。

監査ポイント
  1. 資本金等純資産項目を確認するための証憑である履歴事項全部証明書に関し、決算日以降発行されたものを入手し、決算日時点までの情報が含まれたものを入手することが重要。
  2. 利益剰余金に関し、損益計算書の当期純利益との整合性、配当金額に関し、株主総会の配当決定金額との整合性を確認することがポイント。
  3. 自己株式に関し、当期末残高は株主名簿などと整合することがポイント。
実務上の悩み
  1. 新規監査を実施する際に、資本金は履歴事項全部証明書との突合により残高確認を容易にすることができるが、資本準備金については、一般的に資本の1/2のため、資本金と同額であることが考えられますが、資本金の減資や資本準備金を赤字を補填(ほてん)に利用された場合には金額が異なることが考えられます。その場合には、創業時からの資本推移することが必要になるため、時間を要します。
  2. 自己株式のうち、信託保有分は区分注記が必要になるなど開示において留意事項が多くある中、若い年次が担当することがあるため、慎重な検討が必要になります。

参考検討調書

純資産-1

おわりに

純資産の検討になりました。
純資産の検討にあたっては、あわせて1株当たり当期純利益、1株当たり純資産の検討をすることが考えられます。
PDFで添付しておりますが、エクセルで作成していますので、欲しい方がいればコメントを。

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