はじめに
仕入債務の検討といえば、正確性のテストはもちろんですが、網羅性検討が重要。
期末の繁忙期期間において、会社担当者の負担を少ないものとしつつ、効果的かつ効率的な監査をするためには工夫が必要。
今回は網羅性検討は簡便的に記載しており、まず仕入債務全体の検討イメージになればと思います。
監査ポイント
- 仕入債務の正確性を請求書などの外部証憑との突合で確認する。
- 仕入債務の網羅性をアンレコチェック(カットオフテスト)で確認する。
実務上の悩み
- アンレコチェック(カットオフテスト)に関し、期末日翌月仕訳が固まり次第実施する必要があるが、監査日との関係もあり、短期間での完了が求められる。
- 取引件数が多くなるにつれ、確認する請求書ファイルの請求書量、摘要欄をもとにした期末日まで日付がある仕訳量が多くなり、検討時間が長くなる。
参考検討調書
4.仕入債務おわりに
仕入債務の検討になりました。
カットオフテストに関し、昔は請求書ファイルをお借りし、1件、1件請求書を確認し、計上漏れがないかの確認を行うのが一般的でしたが、コロナ後の往査制限、請求書が電子管理になったことにより、カットオフテストも変化してきています。各担当会社にあわせて柔軟な対応を。
PDFで添付しておりますが、エクセルで作成していますので、欲しい方がいればコメントを。